潜在意識が発しているのが本当の自分の欲求。
では、ストレスをかけて邪魔してこないはずである。
しかし・・・人間ってのは本当に、過去のデータにめちゃくちゃ弱い。
いくら潜在意識の欲求だといっても、未知のことになるとやはり不安になってしまうものだ。
そんなすきを見ると、顕在意識はすぐさま過去のデータを持ち出してきて、まどわす。
😈 「へなちょこなお前にできるわけないやん!」
😈 「あの時みたいにまた失敗するぞ。いいのか?」
こんな感じにまどわしてくるのだ。
たくみな顕在意識を振り払うのは本当にやっかいである。
しかし、自分の本当にやりたい欲求はかなえたい!
そして、自律神経と仲良くして上手に付き合い、カラダもココロも健康になりたい!
今回は、「自律神経はカギ」のいよいよ最終回。
どうやったら潜在意識である本当の自分としっかり繋がり、希望をかなえ、そして健康になれるか!について探っていく!
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感情をがまんしない
私たちはどんなに理性があっても、感情には勝てない。
それは、感情を感じる、脳の部分(脳幹)はもっとも原始的であり、本能と密接しているからだ。
感情が理性や思考よりも先におこらなければ、命が危なくなる。
たとえば、毒をなめて、
「これは毒かな~はてさて?どうかな~」なんて考えていては遅い。
「うわ!にが!ペッ!」
という感情が先に出るからこそ、すぐに対処ができ、命が守られる。
感情とは、五感によって起こるものであり、それをがまんするということは、五感の感性も鈍くしてしまうことになる。
とかく物事は頭ばかりで考えない方がいい。胸で受け止め、感じるようにした方がいい。
(「5つの感覚をフルに使ってストレスに強い心と身体になる!」参照)
でも、イヤな感情をもってしまった場合にはどう対処すればいいのだろうか?
それは、イヤな感情にエネルギーを与えないことである。
物事はすべて相対性
認識するものは、認識されるものがいて、はじめて成り立つ。
あなたが、なにかにイヤな感情を抱いたとき、
イヤな感情を抱くあなたと、抱かれているもの、このふたつがないと成り立たない。
ということは、片方がなくなれば、消えてしまうのだ。
しかし、イヤな感情をどうやったら消すことができるのだろうか?
そこで、「消す」という考え方をやめて「変換する」にはできないだろうか?
すべては必然という考え方
私たちの身の周りでおこる物事や、人との出会いはすべて必然であり、決して偶然ではない。
腹が立つことがあって、その悔しさがわかる。
腹が立ったことがない人には、悔しさがわからない。
悔しさがわかれば、それだけ他の人と気持ちをシェアできる。
苦しい経験というのは、そのあとの、幸せの幅をひろげる材料となる。
こういうスタンスでいけば、人生の中でおこることはすべてムダがない・・ということになる。
そうすれば、イヤな感情が、幸せになる材料のひとつに思えてこないだろうか?
「イヤな感情」→「ムダではないもの」
と変換できれば、イヤな感情にはエネルギーが届かなくなるのだ。
エネルギーが届かなければやがてそのイヤな感情は消えていく。
言葉の力を借りる
「病気は自分の心が作り出している」の記事で、思考がすべてのはじまりだということを書いた。
まずは、思考があって、次に言葉になり、そして現実になると。
先述したように、たとえ潜在意識から出た欲求だとしても、顕在意識の邪魔が少なからず入ってくる。
そのときに大きな力になってくれるのが「言葉」だ。
言葉は思考を決定してしまう印鑑みたいなものではないかと、私は思っている。
そして・・・
🙂 「ありがとう」
🙂 「ごめんなさい」
🙂 「うれしい」
この3つの言葉は、人生を幸せにする魔法の言葉ではないだろうか?と私は信じている。
自律神経を喜ばせる
潜在意識と強くつながり、自律神経を安定させるには、この言葉の力がとても効果があると思う。
とはいえ、
🙂「毎日そんな、ありがとう!ありがとう!って感謝する場面なんてないよー」
と、あなたは思うかもしれない。
でも、本当にそうだろうか?
目が見えること
歩けること
呼吸ができること
花のにおいがかげること
大切な人の声が聴こえること
このようないつものことは、とても貴重なことである。
そして・・・・
そう!これら当たり前だとおもっている働きは、自律神経の働きがあってのことなのだ。
意識的には操作できなくてやっかいだと思っていた自律神経は、じつは私たちに大きな喜びも与えてくれているわけである。
「ありがとう!」
お礼を言われてイヤな人はいない。
それは自律神経も同じこと。
たくさんたくさん、ことあるごとに、自律神経の働きに感謝をしてみませんか?
そして、暴飲暴食や夜更かしなど、自律神経の働きを無視して行動してしまったときは素直に「ごめんなさい」とあやまってみてください。
きっと、今まで以上に、自分のカラダと会話ができるようになるはずである。
言葉の力は本当に大きい。
今、あなたが病気に苦しんでいて、「自分は病気だ」といってしまうと、その言葉で印鑑を押してしまうことになる。
「4.自律神経の働きは時代遅れ」の記事でも書いたが、
「病気=悪い」ではなく「病気=天然の治癒」である。
私たちが病気をおこすのは自然治癒力が働いている証拠なのだ。
もし、症状が出て苦しいとき、「自分は病気だから・・」と言葉が出そうになったら、それを・・
🙂「今、自然治癒中なんだ」
に変えて発してみてください。
言葉には、良い方向へ導く言葉と、悪い方向へ導く言葉がある。
良い言葉を使っていけば、悪い言葉(方向)は消えていく・・・。そう思いませんか?
腹式呼吸法でいつもつながる
「過敏性腸症候群には腹式呼吸が最強!薬に頼らない治し方で挑む!」の記事でも書いたが、潜在意識とつながることができる最も良い方法が腹式呼吸法だ。
目を閉じて、静かに座り、呼吸をお腹からゆっくりとすることで、ワーワーとさわぐ顕在意識を遠のけ、深く深く潜在意識に入っていくことができる。
潜在意識は自律神経が動かせるだけでなく、思考を現実につくりあげる。
腹式呼吸をして、瞑想しながら、思いっきり元気になった自分をイメージしよう。
できるだけ毎日かかさずやってみる。
2.肩の力を抜いてリラックス
3.おへその下に位置する丹田に手をあてる
4.鼻からゆっくりと息を吸い込み、丹田付近を膨らます
5.息を止める(肛門をキュッと引き締める)
6.口、もしくは鼻から息を長く細くゆっくりと吐き出す
(「過敏性腸症候群には腹式呼吸が最強!薬に頼らない治し方で挑む!」より抜粋)
とくに夜ベットに入って眠りに落ちるときには誰でも潜在意識とつながるので一番おすすめの時間帯です。
古い自律神経を最新バージョンにする
このように、日々、規則正しい生活、食事、運動、感謝の言葉で自律神経を安定させ、さらに腹式呼吸法による瞑想によって潜在意識とつながる時間をつくる。
こうすれば、自律神経はじょじょに新しいバージョンになるはずである。
なぜならば、それが人間の成長だと私は思うから。
昔の飢餓や危険な時代、当時は自律神経は最新バージョンだった。
生きていくためだけ・・に重点をおいていたから。
しかし、現代になり、欲求が高度になるにつれて、昔に合わせた自律神経は古くなってしまった。
現代に合わせて、最新のバージョンにアップグレードする必要があるのだ。
現代は、そのアップグレードの移行期ではないか?と思う。
だから、つらい時期に、私たちはいるのだと思う。
合っていない古いバージョンの自律神経は、失調症やうつ病、さらに多くの病気を起こしてしまう。
しかし、これは自律神経を通して、潜在意識からのメッセージのような気がしてならない。
「時代は、もう生き延びるために戦ったりすることは必要ないんだよ、調和の時代に入ったんだよ」
という意味ではないだろうか?
しかし、現代はじょじょに調和の時代になってきているものの、まだまだ個人合戦が続いている。
負け組み、勝ち組という言葉をよく耳にするように、人が決めた価値観に振り回され自分にレッテルを貼り続ける。本当は、必要はないのに、それが必要だと、世間に思い込まされる。
そんな生き方は潜在意識が求めていないため、自律神経を乱す人が続出していく。
確かに人間の第6段階の「自己超越」の欲求にまでたどりつくことはむずかしい。
なぜなら現代はとにかく情報量がすごいからだ。
まるで津波のようになだれ込んでくるため、自分で判断をする。ということを放り出してしまう。
世間が良しと言えば、賛成し、ダメだといえば、同じく同意する。
確かに、その方がラクだし、自分に対しても言い訳ができるし、責任もかからない。
そこには自分の足で立ち上がることを、あきらめてしまった現代人の姿がある気がしてならない。
しかし、少しずつだけれども、変化は起きている。
自分の価値観で生きていこうとする人が確実に増えてきている。
私たちが、世の中の価値観に振り回されることなく、潜在意識としっかりつながる。
このときはじめて、自律神経は現代に合った最新バージョンに生まれ変わるのだと思う。
そうすれば、元気なカラダとココロで、自分の夢を必ず叶えることができます。
でも、あなたが本当にやりたいことはあなただけしかわからない。
そして、それはあなただけのものだ。
周りに振り回されず、自分の心に静かに聴いてみませんか?
あなたが、潜在意識とつながったとき、自律神経はもう乱れることなく、かならず全力で応援してくれるはず。
私ニャニャまるは固くそう信じています。
これで7回にわたって書いてきた自律神経の記事を終了します。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
➡ 言葉でいつも日々のことに感謝をする
➡ 本当に自分がしたいことする
➡ 腹式呼吸で瞑想し、潜在意識とつながる時間をもつ
ニャニャまるのひとりごとはこちらから
「自律神経の謎」すべての記事
1.自律神経は命を守る自動装置
2.ストレスが交感神経の暴走を生む!
3.昔と現代の欲求ちがいに困る自律神経
4.自律神経のはたらきは時代遅れ
5.自律神経とうまく付き合うための基本
6.本当の自分なら自律神経を操れる!
7.自律神経を最新にバージョンアップ!