では、いよいよ「人間と水」も今回が最終回。

水が人間だけでなく地球全体の健康とつながっていることがわかった上で・・

体内の60%の水をきれいにする具体的な方法と、水との接し方をみていこう!


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水道水は大丈夫か?

私たちが生活の水として利用している水道水にはご存知のように消毒のため塩素が使われている。

 

この塩素は浄水場で投入されるわけだが、各浄水場が管理している一番遠い家の蛇口から1リットルあたり0.1mg以上の濃度を保つように決められている。

 

つまり、浄水場から一番近い家はもっとも塩素の濃度が高いということになる。

 

近年、日本の川はドンドン汚染が広がってしまっている。

その大きな原因のひとつがダイオキシンだ。

日本は今世界一のダイオキシン汚染国。
その原因は、ゴミを燃やして水辺や水源地に埋めるから。
ダイオキシンは地上最強の毒物、85グラムで100万人が死ぬ。
ごく少量でも体内に入ると体内脂肪や肝臓に蓄積され、
染色体異常、癌、肝臓障害、皮膚障害、子宮内膜症などを引き起こすばかりでなく、
甲状腺ホルモンのチロキシンを減少させ、子供の発育を遅らせ、
血液中のリンパ球の数を減らし免疫力を低下させる。
ダイオキシンは生物濃縮度が高く、魚などにも濃縮される。

水源地である川や湖が汚れてしまえば、それだけ多くの塩素を投入しなければならない。

また、最近では塩素に結びついて生まれるトリハロメタンも発がん性があるとして問題視されるようになった。

水道水をおいしく飲む方法

塩素が入ってしまう水道水だが、おいしく飲むにはどうすればよいだろう?

 

とりあえずおいしくする
おいしくするだけならば、冷やして飲むとよい、冷やして飲めば塩素の消毒臭さが消える。
しかし、トリハロメタンはそのままである。
安全に飲む
体に有害な塩素やトリハロメタンを摂取しないためには、フタを開けたヤカンで5分間沸騰させる。
こうすれば塩素とトリハロメタンのほとんどが飛散してなくなる。
しかし、水のおいしさの大切な要素となるミネラル分までなくなってしまう。
おいしく安全に飲む
夜、寝る前などにヤカンに水道水を汲んで、その中に活性炭を詰めたガーゼを浸しておく。
活性炭には体に害となる有機物を吸着するパワーがあり、ミネラル分はそのまま残るため、おいしく安全に飲める。
浄水器をとりつける
わざわざ毎回、冷やしたり、沸騰させたり、活性炭を入れるのが面倒な場合は浄水器をつけると便利である。

朝いちばんの水に注意!

水道水は蛇口をひねればいつでも出てくる。

 

だが、いつも同じ水質ではない。

 

朝一番の水は、夜の間ずっと水道管に静止したままの水であり、管の材質によっては微量に溶け出している可能性がある。

 

このことを考えると、1日のうちで水の状態がもっとも良いのは夜ということになる。

 

朝いちばんに水道水を飲むときは、1、2分ほど水を出しておいてから使うようにする。



水をたくさん飲むならまず筋肉を!

水を飲むとすぐトイレに行きたくなるのは、もちろんたくさん飲みすぎた場合もあるが、体質も関係している。

人間の体内水分は60%といわれるが、じつは年代によって減少していく。

新生児・・・・80%
幼児・・・・・70%
大人(男)・・60%
大人(女)・・55%

このように赤ちゃんや子供が水分が多いのはわかるが、大人の男女で差があるのはなぜだろうか?

それは、筋肉の量のちがいである。

じつは筋肉の方が脂肪よりも水分をたっぷりと蓄積することができるのだ。

筋肉内の水分・・・80%
脂肪内の水分・・・20%

筋肉の80%が水分だったとは意外である。

そして脂肪にはたったの20%しか水分がない。

ご存知のように女性は男性よりも、筋肉が少ない。

ということは体内全体の水分量も女性の方が少なくなってしまうのだ。

筋肉は体温を上げる発電機みたいなものである、

しかも、前記事で書いたように水分は体温を調整する大切な役目がある。

熱を生む筋肉が少なく、水分量も少ない女性は冷え性になりやすいのだ。

摂りこんだ水をきちんと体に循環させてやるには、筋肉を鍛えることも忘れてはいけない。

すべては循環している

ご紹介してきたように、地球の水も、体の水も、つねに循環している。

 

水は静止してはいけない。

 

流れがとどこおると濁ってしまう。

つねに動き、流れていることが綺麗さを保つ秘訣なのだ。

 

また、感情も静止させてはいけない。

 

感情がとどこおると、体の中の血液や体内水分の流れも悪くなる。

 

人はなぜ川の流れを見ると落ち着くのだろう?

なぜ海の押し寄せる波を見ると落ち着くのだろう?

 

それは落ち込んで流れが悪くなった感情、そして体内水分を、

もういちど、揺れ動かしたい!と思うからではないだろうか?

 

私ニャニャまるも何かイヤなことや頭が混乱してしまった時はよく海を眺めにいきます。

 

 

自然に触れることが一番の健康法だと私たちは本能で知っている。

なにかイヤなことがあれば、自然に触れてみてください。

窓を開けて風の流れを感じるだけでも、とどこおっていた心と体内水分が流れを取り戻します。

どんなに良い水を飲んでも・・

ちまたでは健康に良い水は硬水だとか、いろいろ言われ売られているが、
どんなに「おいしい水」とラベルが貼られている水を飲んでも、

 

あなたの心が曇っていたら何もならない。

 

前記事で紹介してきた、水の結晶の実験では、
悪い言葉が発する波動では、形の崩れた結晶になってしまった。

 

ところが、さらにもっと崩れてしまうものがある。

それは、良い言葉も悪い言葉もかけてもらえなかった水だ。

つまり、無関心な波動である。

「愛の反対は無関心」というマザーテレサの言葉がある。

 

この世の中で「無関心」という波動が一番冷たいのかもしれない。

 

あなたが水を見つめるとき、水もあなた見つめている。

あなたが水に感謝をし、やってきた川を思い浮かべ、敬意をはらうとき、水の結晶は美しく輝く。

 

そして、あなたが発した美しい波動は、水を通して、波紋のように広がり、時空を超え、
同じように美しい波動を見つけてあなたの元に引き寄せてくれる。

 

 

 

水としっかりつながる・・・・

 

そうすれば

人間は、地球と一緒に健康になれると、私は信じています。

 

 

以上で、7回にわたる「人間と水」は終了いたします。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

今回の「人間と水」が、1滴のしずくとなり、あなたの心に小さな波紋を作ってもらえたら嬉しいです。

 

➡ 体内の60%の水が綺麗になるよう心がける
➡ 地球の川や海に感謝し、敬意をはらう
➡ 水に感謝して良い波動を引き寄せる

美しい水を求めて~塩釜冷泉~

参考書籍

■水mizu / 第三セクター四万十ドラマ著 ■図解雑学 水の科学 / 三島勇・増満浩志著
■水は答えを知っている1,2 / 江本勝 ■水は健康を育む / 中室克彦・上野仁著
■水と空気の100不思議 / 左巻健男著 ■水を知ろう / 荒田洋治著
■からだが若返る水の飲み方・選び方 / 藤田紘一郎著 ■海民と日本社会 / 網野善彦著
■「気・血・水」の流れが健康をつくる / 三浦於菟著 ■水で世界を制する日本 / 柴田明夫著
■医師が教える不調を治す水の飲み方・選び方 / 森下克也著