病は気から

この言葉は真実である。

しかし、誰が好き好んで自分のカラダに苦しい病気を作りだす人がいるだろうか?

 

そんな人はほとんどいない。

 

だが、意識的にではなく、無意識にだとしたら?

 

今回は「病は気から」の意味を深く掘り下げていき、どうすれば辛い病気から脱却できるのか?を
考え方の面から追求してみたいと思う。

 

いま病気に悩んでいる人は、私ニャニャまると一緒に、自分から目を背けずに、正面から向かい合うきっかけにしてもらえれば・・と思います。


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病気は自分自身が作っている

病気は辛い・・

 

痛み、しびれ、吐き気、めまい、息苦しさ、不快感など・・

 

私ニャニャまるも幼い頃から喘息に苦しみ、大人になってからも治らず、夜中に何度も死ぬほど苦しい発作で病院に運ばれました。

喘息がおさまったと思えば、かわりにアトピー性皮膚炎が悪化し、何ヶ月も寝たきり状態を経験しました。

 

肉体的な病気は、時として精神も病んでいく・・・

 

それなのに、「病気を作りだしたのは自分自身である」なんて言われたら、誰だって、もちろん私ニャニャまるも、

 

😡「ふざけるなー!そんなバカなことあるわけないだろー!」

 

と叫びたくなる。

 

しかし・・それが事実なのである。

 

もちろん、赤ちゃんなどは親から受け継いでしまったものが影響していると思う。

 

だが、ある程度、成長してからの病気は遺伝性を除き、そのほとんどが自分自身が作ってしまったものである。

思考がすべてを創作

私たちは何かと目で見えるものしか信じることができず、思考、つまり考え方がすべての物を作っているとは理解しにくい。

だが、思考は目には見えなくても、それは確かに存在し、そしてすさまじいパワーを放っている。

 

私たちの身の周りのものはすべて思考から生まれた。

 

思考の次に言葉(もしくは文字、設計図となる)、そして物質となって目に見える形として現れる。

 

私たちのカラダも同じである。

 

この世に生まれ落ちてきて、成長していき、いろんな経験をしていきながら、さまざまな思考を生み出しては同時にカラダの細胞を作りだしてきた。

 

今も、こうしている瞬間瞬間に新たな細胞が作られ続けている。

 

今、あなたの気分はどうですか?

 

リラックスしていれば、安定した血圧で全身の隅々まで血液が行き渡り、細胞のひとつひとつは栄養をきちんと受け取り、老廃物を排出し、元気に動いている。

 

イライラしていれば、血圧は乱れ、血流も悪くなり、細胞のひとつひとつは栄養を受け取れず、老廃物を処理できず、疲れてきっている。

 

「今、どんな思いでいるのか?」

 

この瞬間の思いがカラダとココロの健康を作り出す。

 

病気の小さな種

思考というエネルギーは微妙で繊細なものだが、とても強力なパワーがある。

 

しかし、いくら「病は気から」といっても

 

🙁「私はこれからすごく苦しい病気になる!」

 

なんて具体的に考える人がいるわけがない。

 

 

しかしだ、たとえば、こんなふうになら日常的に考えていないだろうか?

 

🙁「なんで私は、いつも他の人のようにうまくできないんだろう・・」

 

😥「また失敗した・・いっつもオレって完全に負け組だよなぁ、くそぉ・・」

 

私ニャニャまるもそうですが、こんな感じなら、誰でも日常的に考えてしまう。

 

それは些細で小さな種だが、何度も何度も思い続けることでしだいにココロの中で大きく成長していく。

否定が心配に、そして不安へ

私たちは生きていく中でどうしても物事にぶつかるため、自己否定という感情は誰でも多かれ少なかれ抱いてしまうのは仕方ない。

 

しかし、自己否定を繰り返していると、心配になり、そして、不安になっていく。

 

不安・・・

 

この不安というエネルギーはとてつもなく負のエネルギーが強い。

 

その強力さは世の中の不安産業の繁盛ぶりを眺めてみればすぐに理解できる。

不安産業とは、生命保険や自動車保険などの保険関係など、人の不安を材料に商売している産業のことである。

「年齢に負けない肌を!」などのキャッチコピーで宣伝しているスキンケア商品なども立派な不安産業だ。

 

 

一面から見ると人の弱みにつけこんだ商売ともいえる。

だけど、決してそれは悪いことではない。

これらの商品を買うことでその不安が解消されるのなら、それは実際に効果があるといえるからだ。
(※これらの産業を否定しているわけではありません。一面から見た傾向として書いています)

 

しかし、そういったものでは解消できない、もしくは、解消しきれない不安はどうなるのだろうか?

 

どこへいくのだろうか?

 

解消しきれず残った不安エネルギーはドンドン成長し、確実にココロを病んでいき、そして肉体の健康もむしばみ、しだいに不調を起こすようになっていく。

不安がもたらす意味

私ニャニャまるはこの不安という感情に対しずっとずっと悩んできた。

自己否定が激しい私は、それがもたらす不安が、喘息やアトピー性皮膚炎の原因だということはうすうすわかっていたからである。

 

なんとか不安を解消したい。しかしどうしてもできない・・・・

 

🙁「なぜ不安という感情はこれほどまでに強力なんだろう?」

 

必死に考え続けた。

 

イヤな物事はデメリットばかり考えると、真実が見えてこないことが多いものである。

そこで私は発想を転換して、不安がもたらすメリットの方を考えてみた。

 

しかし、どうしてもメリットが見つからない・・

そこで、まずは確認として不安によるデメリットを書き出してみた。

自己否定が起こる

不安が起こる

カラダが不調になる

病気が発症する

行動ができなくなる

このデメリットから見た図式を見ながら、もう一度よく考えてみた。

 

注目したのは最後の「行動ができなくなる」だ。

 

この行動とはどんな行動だったろう?

 

🙁 「そういえば、自分が本当に心からやりたい行動じゃなかったかもしれない・・・」

 

🙁 「本当に好きでやっていた行動は、壁にぶつかって自己否定にかられても、しばらくしたら何とか前向きになれた・・」

 

ということは・・

不安というエネルギーがこんなに強烈であり、カラダの健康まで害する理由は、

 

「本心から望んでいない行動」を阻止しようとしてくれているんじゃないか?

 

このように思えば、不安という負のエネルギーには

 

そっちの道じゃないよ!

 

「本当の自分」はどこにいきたいの?

 

それを気付かせてくれる意味があるんじゃないかと気が付いた。



悲劇の女王or王様

そのほかにも不安が病気を起こすメリットを考えてみた。

もうひとつのメリット。

 

それは「自分が悲劇の女王or王様になれる」ということである。

 

これは病気を患っている人にとっては、認めたくない辛いことだと思う。

 

 

私もそうだった。

 

しかし、どうか目を背けず自分の思いをしっかり見つめてほしい。

 

病気になったことで、「自分は喘息だから」というふうに 「自分は○○だから」と自分の病名で肩書きを作り、それを利用しちゃっていませんか?

 

それだけでなく、自分という存在に、病気を付加させて、確立させてしまっていませんか?

 

私ニャニャまるは認めます。

他人の輪に入るのが怖かった私は喘息やアトピー性皮膚炎を利用して、遠ざける理由を作っていた。

このことを認めるのは本当に辛かった。

けれども今ではこのことを認めたからこそ、喘息やアトピー性皮膚炎の回復に繋がったのだと思っている。

認めなければ予想以上にひどくなる

自分が不安を起こしてしまう行動を無視し、そして病気で得られる肩書きなどのメリットを認めずに利用し続ければどうなるのか?

 

病気はもっともっと予想以上にひどくなっていく・・・

 

病気がひどい状態になれば、「病気を利用してメリットを得ている」などと思う人はもういなくなる。

ひどく悪化すれば、その症状に苦しむことで思考が精一杯になるからである。

もはや、病気になった理由が「やりたくない行動をしてたから」とか「自分を守るためだった」とかそんなことを考える余裕もなくなってしまう。

 

出発点は、自分自身がまいた、ほんのささいな自己否定という心の種だったのに・・

 

当時の小さな種に対して、タバコやお酒、乱れた食生活と生活習慣、運動不足、他人への八つ当たりなどで、種を大きくし、病気をひどく悪化させた場合はもっとやっかいである。

 

病気が悪化しても、原因は自分自身だったと認めることができず、全てそれらのせいにしてしまうからだ。

自分を見つめなおす

病気がひどく悪化して思考までもがストップしてしまう前に何とかするのが最善の対策である。

 

まずカラダに不調が出た時、この3つのポイントを見なおしてほしい。

1.肉体を酷使しすぎていないか?(働きすぎ、睡眠不足など)

2.食生活が乱れていないか?

3.運動不足ではないか?

この3つを見直し、心当たりがあれば、すぐに改善していく。

 

 

それでも改善しない場合は、自分のココロを静かに探ってみてほしい。

■今とりくんでいる物事は心の底ではやりたくないと思っていないか?

■体調が悪くなれば、やりたくないことから避難できる状況にいるか?

この問いにココロがうなづけば、あなたの小さな自己否定の種は大きく成長してしまう可能性がある。

 

しかし、この時点で、もう無意識ではない。きちんと意識はしている。

 

意識しているということは、改善できるということである。

物事の視点を変える

やりたくないことを行動していると気付いたならば、すぐにそれをやめた方がいい。

しかし、ほとんどの人が今やっていることがたとえイヤなことだと気づいても停止できない

 

😥「学校がイヤだけど行かなきゃ勉強についていけない」

 

🙁「家族を養うためにはイヤな会社でも働くしかない」

 

😥「もし夫と離婚したら、ひとりで生活を支えていく自信がない」

 

このようにほとんど人の「やりたくない行動」はとても大きな不安を抱えて深刻である。

まずは落ち着いて視野を広げてみることである。

 

物事はダイヤモンドのカットのように多面性をもっている。

あなたが見つめてイヤだと感じているのは、ほんの一面かもしれない。

とかく人間は物事に対して、うまくいっていないところにフォーカスしてしまうクセがある。

仮に90%がうまくいってるのに10%のイヤな面にフォーカスすれば残りの90%も悪くなっていく。

 

なぜなら、思考は、同じ思考を呼び寄せてしまうからである。

 

そこで物事の他の面、つまり良い部分にフォーカスをする。

つまり視点を変えてみるようにする。

 

そうすれば今までと違った姿が見えてくるかもしれない。

どうしてもイヤなことは?

視点を変えても、なかには100%イヤな物事や、100%イヤな人物というのは存在する。

 

そんな時は、

 

勇気を出して逃げてほしい!

 

と、私ニャニャまるは思います。

 

でなければ、不安のエネルギーは竜巻のように荒れ狂い、あなたのカラダとココロをいつかボロボロにしてしまう。

そうなってしまってからでは遅い

 

人生は一度しかない

 

あなたのカラダもココロもひとつしかない。

 

あなたが本当の自分になるための道は、かならず他にも選択肢があることを忘れないでください。

まずは自分を大切に

人は病気になってから、はじめて必死になる。

そして、病気の原因が自分だとは気付かず、何か外部のせいだと理由をあれこれと探す。

もちろん、このサイトの「カラダの健康」の記事で書いているように、食べ物や生活習慣など、外部の影響で病気になることもあります。

 

でも、やはり、まず自分のココロが一番、真っ先の原因である。

 

なぜなら、同じ食べ物を食べても、同じ生活習慣を送っていても、病気になる人となりにくい人がいるように・・

同じガンになり、同じステージであっても、ドンドン進行する人と、そうでない人がいるように・・

 

不安なココロが病気の誕生と、そして経過に関係していることは否めない。

 

まずはとにかく自分を大切にしてあげてください。

 

➡ 病気は自分自身が作り出していることに気付く
➡ 本当にやりたいことをしているか自分に問う
➡ 視点を変えて物事をみなおす
➡ 無理なときは我慢せずに逃げる
➡ とにかく何より自分を大切にする