過敏性腸症候群・・・
今、この病気に悩んでいる人がどれほどたくさんいるのだろうか?
じつは、私ニャニャまるも、そのひとりである・・・。
過敏性腸症候群とは、腹痛や下痢、便秘が起こるが、病院に行き検査をしても内臓の機能的にはなんの問題も見当たらないという、非常に困った病気である。
この病気に悩んでいる人ならわかると思うが、日常生活にも困るほど症状がひどくなると、これほど辛い病気はない・・・ 😥
病気というのは、改善しようと思えば、あらゆる方面からの見なおしが必要となる。
とくにこの過敏性腸症候群は一点の見直しだけでは改善が難しい。
なので、これから数回に分けて、気合いを込めて、その原因と改善策を提案していこうと思う。
まずは、その第一回目として、過敏性腸症候群の原因のひとつかもしれない「腸内細菌」について迫っていく!
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小腸内の腸内細菌が下痢を起こす!
腸は、ご存知のように小腸と大腸に分かれている。そして役割分担もそれぞれ違う。
小腸・・・栄養を消化し、吸収する
大腸・・・水分を吸収して便を作る
小腸の長さは約6m~7mもあり、内臓の面積としては最大の大きさである。
そして、小腸と大腸には約100兆個もの腸内細菌が住みかとして暮らしている。
だが、その大半は大腸に住み、小腸にはほとんどいない。
その大きな理由は2つある。
1.近くにある胃の強力な胃酸の影響で細菌が入り込めない
2.小腸は吸収する場所なので細菌がいると栄養の取り合いとなる
このように小腸には細菌が少ない方が最適なのである。
しかし、何らかのことが原因で小腸に腸内細菌が異常増殖してしまうことがあるのだ。
本来、小腸には腸内細菌がいないため、それを異物とみなし、激しく抵抗する。
するとまだ消化・吸収が終わらないうちに大腸へ、食べ物が送られてしまうことになる。
これによって大腸は腹痛、下痢、便秘などを起こしてしまうわけである。
なぜ腸内細菌が異常に増えるのか?
小腸に腸内細菌が入り込む原因は、風邪や食あたりなどである。
だけど、これらは誰でも普段よくあることだと思う。しかし異常なほど増殖してしまうことがある・・
それは腸内細菌のエサとなる消化物が原因となる。
小腸の中の細菌バランスを保つためには、細菌にエサを与えない時間があることが大切であり、
エサがなければ、たとえ細菌が入り込んだとしても死滅する。
しかし・・・
四六時中、消化物が小腸内にある状態だと、それをエサにして腸内細菌は大喜び!!ドンドン増え続けてしまうことになる。
なぜ、小腸内にいつも消化物があるのか・・?
その原因はズバリ食べ過ぎである
小腸の中の細菌にエサを与えるな!
消化・吸収が役割である、小腸に細菌が増殖してしまうと、メタンガスを発生させ、下痢だけでなく、腹痛になったり、オナラが出過ぎるといった症状の原因となる。
そればかりではなく、栄養を細菌に横取りされてしまうため、深刻な状態になると栄養失調にもつながってしまう。
どうすればいいのか?改善策はこの2つ。
2.空腹時間を8時間以上は確保する
このように、小腸内に細菌のエサとなる食べ物を送り込みすぎないようにし、また何も送り込まない空白の時間を作ることで、増えた細菌を餓死させ、撲滅するのだ。
しかし、考えられる原因はまだまだ・・
食べ過ぎは現代人の主な病気の原因となっている。
今回、ご紹介した、小腸の細菌異常増殖も食べ過ぎが大きな原因ということがわかる。
だけど・・
小腸の細菌バランスを崩す原因がじつは他にもある。それは小腸の動きが悪くなってしまうこと。
小腸が消化物を送り出すパワーが弱まると腸内細菌が一気に増殖してしまうのである。
~~~流水、濁らず~~~
という、言葉があるように、私たちの体の中も同じように、停滞することなく、常に流れていなければならない。
なぜ、小腸の動きが悪くなってしまうのか?
これには、免疫力の低下や、ストレスの影響も考えられる。だからこそ、過敏性腸症候群の完治は難しいのである・・・・・
できることからやってみる!
過敏性腸症候群に悩む人は、まず、今回ご紹介した「腹八分目の食事」と「8時間の空腹時間の確保」をぜひ試してみてほしい。
確かに、過敏性腸症候群は、食べ過ぎだけが原因ではない。ストレスなども大きく影響している病気である。
だけど、ストレスを「抱えないようにしよう!」「発散させよう!」と思っても、ご存知の通り、それはすごーく難しい!!
でも!
「腹8分目の食事」と「8時間の空腹時間の確保」は努力しだいで誰にでもできる。
なった者しかわからない過敏性腸症候群の苦しみ・・・。
この苦しみから解放されるための、第一歩として、まず、これから取り組んでもらえたら・・と強く思います。