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コーヒーってすごく身近な飲み物だけに「中毒性があって危険!」なぁんて、あまり考えないのがフツー。

でもじつはコーヒーに含まれているカフェインは精神疾患の診断マニュアルでも「精神障害」とされているらしいってほんと?げっ!?

というわけで、今回は日常的に習慣化している怖いカフェイン中毒についてである!


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コーヒー100杯で天国逝き

世の中にはマリファナ、コカイン、ヘロイン、LSDなどなどの健康には良くないとされている、いわゆる麻薬と呼ばれるものがたくさんある。

しかし、お酒やタバコや砂糖だって、中毒性があり、立派な麻薬であることに変わりはない。

そしてカフェインもその中に入り、いわゆる立派な合法化された麻薬なのだ。

🙂 「コーヒー飲んで頭がスッキリしたわ~♪」

・・・なんて思ってたら怖いのだ!

確かにコーヒーを飲むと頭がスッキリするのは事実。

しかし!

1時間以内にコーヒーを10杯飲むと、約半数の人にカフェイン中毒症状が!

そして30分以内に100杯で天国逝き! 😯 ヒャー

だけど、ご心配なく。下記のようにコーヒー100杯以外にもで天国に逝くにはめちゃくちゃハードルが高いので大丈夫(笑

 

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カフェインの半数致死量(LD50) は一般に約200mg/kgと言われているが、個体差があり、年齢やカフェイン分解酵素(CYPやモノアミンオキシダーゼ)の活量や肝機能に違いがあるため、5gから10gが致死量と考えてよい。

引用サイト wikiprdia カフェイン中毒

なので、この記事でスポットを当てたいのは致死量どうこうではなく、カフェインによる中毒症状について書いていきたい。

中毒症状が起こる仕組みってなに

では、そもそも何でカフェインを摂ると中毒症状が起こるんだろうか?

まず体内に入ったカフェインはすぐに脳へと侵入する。

脳にはアデノシンとアデノシン受容体というものがあり、疲労すると、この2つの物質はくっついて脳の働きを弱める。

この働きによって私たちは・・・・

🙁 「あー!疲れた~!もう、なぁんも考えらんねーーー!ねむてー!」
と、なるわけだ。

しかし、ここでコーヒーを飲むと、カフェインたちがそっこーで脳にやってくる・・・

すると脳内ではこんなことが起こる

疲労がたまったからアデノシンがいつものように受容体とくっつこうとすると・・・

その前にカフェインがあらわれる。

しかも、何とアデノシンにそっくりなため、ついつい間違えてしまう!

アデノシン受容体 「え!うそ!!あんた誰よ?!!」

カフェイン 「へへへ!今夜は俺がお前を離さないぜ!」

・・・・このように、気が付いた時にはもうすでに遅く、アデノシン受容体はカフェインに身を奪われ・・
本当のアデノシンと悲しくも離ればなれになってしまうのだ。

その結果、カラダは疲労してるのにもかかわらず、

🙂 「おお!元気ランラン!さあ!仕事の続きをしたるでー!」

と、なる。

つまりこれはカフェインが我々にみせている、なんとただの錯覚なのだ!

 

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カフェインの禁断症状

カフェインの中毒症状はコーヒーの入れ方や、個人のカフェイン耐性によって違いはあるが、3時間以内に約10杯のコーヒーで
ほとんどの人に以下のような中毒症状が起こるといわれている。

・頭痛
・イライラ
・だるい
・眠れない
・胃痛
・脈が速くなる

毎日、毎日、四六時中コーヒーを飲む人・・・

そんなあなたの日頃の頭痛やイライラの原因はカフェインかもしれないのである!!

<禁断症状がおこる仕組み>
自分にそっくりなカフェインにアデノシン受容体を奪われてしまったアデノシン・・

脳はかわいそうなアデノシンのために受容体を作る・・・

ドンドン作る・・

増えすぎたアデノシン受容体をさらにブロックするために、より多くのカフェインが欲しくなる・・

そしてカフェインが切れたらイライラしてしまう仕組み(カフェイン中毒)が完成。

禁断症状は7日~12日間ほど続く・・増えすぎたアデノシン受容体が減るまで続く・・・

そして・・

ほとんどの人がカフェインの中毒性に危機感があまりないので、たいがい我慢できずにコーヒーに手が伸びてしまうわけだ。

女性とカフェイン

カフェインを摂取すると血圧を上昇させる作用がある。これは低血圧に悩む人が多い女性にとっては嬉しい効果である。

また、カフェインの代謝は女性ホルモンであるエストロゲンを上昇させる働きもある。

そのため、美容効果があるエストロゲンを摂取する方法としてコーヒーをすすめている美容サイトもよく見かける。

🙂 「コーヒーを飲むと美肌になる♪美味しく飲んでアンチエイジング♪」

などといったアンチエイジングって言葉に敏感な女性なら、ついつい飛びつきたくなる情報である。

確かにコーヒーには抗酸化作用の優れたクロロゲン酸という成分が含まれており、身体の老化を防いでくれるかもしれない。

ただし、それが適度な量ならば・・・。

だけど、美容に効果ありと聞くと過剰に摂取してしまうのが女性の心理・・ 🙁

さまざまな方面から調べた結果、私ニャニャまるが出した答えは、やはりカフェインはメリットよりデメリットの方が大きいのではないか?と思う。

なぜかといえば・・

日本の乳がんのうち7割は「ストロゲン依存性乳がん」であるといわれいるから。

😯 「えっ?ストロゲン依存性乳がんってなに?」

がん細胞にあるエストロゲン受容体が体内のエストロゲンと結合して発症するがんのこと。

つまり体内のエストロゲンが過剰にありすぎると「ストロゲン依存性乳がん」になりやすいのだ。

しかし、カフェインによるこのような弊害を訴える医師が本当に少ない・・何故だろうか、不思議だ 🙁

だけど、なかにはこのようにカフェインの弊害や女性への影響を訴えている医師もおられます。

カフェインはエストロゲン(女性ホルモンの総称)の分泌を亢進させる働きがありますので、乳腺症や乳癌などエストロゲン過剰による症状がある場合にはカフェインを控えることで改善するケースもある

引用 JUN DENTAL CLINIC

肌に良い!シミがなくなる!これはもしかして目先の効果ではないだろうか?

長い目で見るとガンになって命を落としてしまう方が怖くて仕方ないと思うのは私だけかな?

とくに女性で注意してもらいたいのが妊娠中・授乳中の方。

なんとカフェインは胎盤や授乳を通して赤ちゃんにまで移ってしまう。

いくらコーヒーが大好きでも、せめてこの期間だけは1日1杯に控えておいてほしい。

薬とカフェイン

精神系の薬や、胃薬などをよく服用する人もカフェインには要注意。

これらの薬と一緒にカフェインを摂っちゃうと、さらに中毒症状を強くしてしまう可能性がある。

カフェインと薬の関係・・・

なかなか表に出てこないけど、じつは薬と一緒に飲んでいるコーヒーが原因で症状を悪化させているかもしれないのです。

カフェインレスはコーヒー好きの救世主になるのか?

🙁 「そんなこと言ったって!コーヒーが好きで好きでたまらなーい!控えるなんて絶対ムリ!!」

そんな、あなたのために、カフェインレスのコーヒーは代用品となるのだろうか?

カフェインレスの歴史はじつは以外と古く、今から約100年以上も前にドイツで開発された。

ちなみにカフェインレスとはいっても全くのゼロではない。

だけど、コーヒー豆の0.1%以下、インスタントで0.3%の低さである。

しかも最近の研究によると、普通のコーヒーとカフェインレスのコーヒーを飲んで比べた場合、コーヒーを飲んでスッキリとする覚醒効果は、なんとカフェインレスにもみられるという報告もある。

てことはカフェインの含有量が必ずしも、頭スッキリの覚醒効果に比例するわけではなく・・

🙂 「コーヒーを飲んでいる♪」
という心理的な作用でもなるわけで・・・

・・・てことは、かなり、脳って・・いい加減なもんなんかもね?笑

でも、良い方面から見ると、カフェインレスはコーヒーの代用品として役立つということであり、中毒対策には有効かもしれない。

カフェインとは上手に付き合うべし!

今回の記事では、カフェインの中毒性についてご紹介してきたが、いかがでしたか?

カフェインはコーヒーだけでなく紅茶や緑茶などにも含まれている。

そして、コーヒーをあまり飲まない人でも緑茶やほうじ茶などはよく口にするのが、われわれ日本人。

今回の記事でご紹介したように、とくに妊娠、授乳期、また生理前の女性、身体の小さい子供はカフェインの代謝が低く、中毒による影響を受けやすい。

男性もとくにタバコを吸う人はカフェインの中毒性が合わさり、頭痛だけでなくさまざまな体調不良がおこる原因となりうる。

カフェイン・・かなり恐るべし

体調がいまいちの方は、ぜひ、自分が日頃どのくらいカフェインを摂っているのか、いま一度、振り返ってみて下さい。

➡ カフェインは気が付きにくい身近な麻薬である。
➡ 1日に多くて4杯までにしておこう。
➡ 女性、子供は摂り過ぎにとくに気をつけよう。
➡ コーヒーだけでなく日本茶の飲みすぎも注意!