じつは私たちの意識にはふたつの種類がある。
それは
顕在意識と潜在意識だ。
今回の記事では、これまでよりも、もっともっと大きく視野を広げていき、この顕在意識と潜在知識というふたつの意識のちがいから、自律神経の本当の正体を探っていく！
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私たちはほとんどが無意識である
あなたはいつも100%自分の考えを把握していると思っていませんか？
じつは、私たちが自分の意識を把握できているのはなんとたったの10%しかないのです。
なので、90%は無意識に働いているということになる。つまり自覚できていないのだ。
そして・・
自覚できる思考を、顕在意識
自覚できない思考を、潜在意識
という。
意識を氷山にたとえて説明してみよう。
一般的にいう、「自律神経は意識的には動かせない」というのは確かにあっている。
しかし、それは、このように、水面からみえている氷山の部分（顕在意識）では操縦できないということであり、
水面下に隠れている潜在意識ならば自律神経を操縦することはできる。
また、ふだん、自覚できている顕在意識は本当の自分ではなく、力をもっていない。
すべてを動かす力をもっているのは潜在意識なのだ。
潜在意識が本当の自分
本当の自分のパワーを出したければ、意識の90％を占める潜在意識とつながる必要がある。
では、潜在意識をもっとわかりやすく説明してみよう。
たとえば、私たちはよほど精神が成長した人ではない限り、行動の目的はほとんどが「損するか？」「トクするか？」で決めている。
そして、あらゆるものを評価しては、判断し、「いいか、わるいか」のレッテルを貼っている。
これらの思考は自覚することができる顕在意識で判断している。
しかし、潜在意識は判断はしない。
なぜなら、潜在意識では、自分が本当はなにをしたいのか？をきちんと知っているから、「これは損か？トクか？」なんて考える必要がないのだ。
だから、潜在意識とつながればすべてのことがウソのようにラクになる。
潜在意識が本当の自分なのである。
潜在意識が自律神経を操縦しているのである。
潜在意識が現実をつくりだしているのである。
顕在意識が邪魔をする
ふだんの思考である顕在意識は、とにかくすぐまわりの価値観に振り回される。
他人の意見に振り回され、本当に自分がしたいことがわからなくなることってありませんか？
潜在意識の本当の自分は「こうしたい！」と思っているのに、顕在意識に邪魔されて消されてしまう。
では、潜在意識の立場になって考えてみよう。
潜在意識の思い
潜在意識である本当の自分の思いは、「楽しく人生を満喫したい」ということだ。
もちろん、人生でなにをして満喫したいかは人それぞれである。
🙂「自分の趣味を生かせれる仕事がしたい！」
🙂「素敵な人と結婚して幸せな家庭をもちたい」
このように満喫したい希望は人それぞれだ
😈「うんと悪事を働いて世界の一の悪者になりたい」
これも人によっては満喫したい希望だ。
だが、すべての希望に共通点はある。
それは「自分が本当やりたいことができる人生」である。
本当にやりたいことを知っている潜在意識は、時には心にささやく声となってあなたをその方角へ導く。
時にはひらめきとして、あなたに素敵なインスピレーションを与え、あなたを応援する。
しかし、実際に手を出すことはできない。
つまりあなたの手足を動かして、本心とは逆らった道から逃がしたり、やりたくないことをする手を止めることはできないのだ。
では、どうするか？
そう、かわりに自律神経を使うのである。
潜在意識がカラダを具体的に操作する方法
潜在意識は、あなたが自分のやりたい道に行こうとしたとき、自律神経を使って止めにはいる。
😯「え！自分がやりたいことを応援してくれる潜在意識なのに？どうして！」
それは自律神経の一番の目的は生命を維持することだから。
顕在意識での中途半端な欲求に関しては、命を守る方が優先されるのは当然である。
😯「え？顕在意識での中途半端な欲求てなに？」
ここでもう一度、マグローの欲求ピラミッドを思い出してみよう。
昔の飢餓や危険な時代の基本欲求は第1、2、であり、それらを満たしている現代人はさらに第3、4、5の欲求をもっている。
じつはマグローの人間の欲求ピラミッドにはさらに第6段階があるのだ。
それを「自己超越」の欲求という。
自己超越とは、見返りをもとめず、結果をもとめず、ただ純粋にやりたいことをするという欲求である。
私が思うには、第4、5段階は、世の中の価値観に照らし合わせた欲求であり、それは顕在意識もの。
それを超えた第6段階の「自己超越」の欲求こそ、本来の自分の欲求。つまり潜在意識の欲求ではないのか？と思うのだ。
自律神経は、顕在意識の欲求に対しては、本物ではないと見抜き、厳しいストレスをかけてくる。
しかし、潜在意識の欲求は本当の自分の欲求であり、邪魔はしてこないはずである。
最終回、「7.自律神経を最新にバージョンアップ！」つづく・・・
