音楽は私たちが思っている以上に身体と心に影響を及ぼしている。

なぜなら、音楽は(振動)だからだ。

 

私は今まで以下の記事を書いてきました。

 

■人間の体の約60%の水を綺麗にすること、そして振動について。
(記事参照)人間と水「全7記事」

■五感のバランスが必要なことについて。
(記事参照)五つの感覚をフルに使ってストレスに強い身体と心になる!

■自律神経は現代の欲求にまだ対応していないことについて。
(記事参照)自律神経の謎「全7記事」
(これらの記事を先に読まれることをおススメします)

 

今回、音楽の記事で、私たちに共通する健康に必要なものは・・

 

■水

■音

■自律神経

 

この3つなんだと確信しました。

今回から4回に分けて、「人間と音楽」の関係を探求していきます!


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水、音、自律神経

人間が健康になるための3つのキーワード。

それが、

 

水、音、自律神経だ。

 

この3つが連動することで人間は肉体的にも精神的にもバランスをとることができる。

 

 

なぜなら、水、音、自律神経で地球という星としっかりつながることができるからだ。

 

仕組みはこうである。

人間はさまざまな周波数の音を発することができ、それによって色んなものと共鳴できる。

そして、

人間は地球という星でたくさんの周波数の音に囲まれている。

それらを五感を使ってキャッチし、自律神経が作動し、体内水分に伝えていくのだ。

 

 

こう考えると人間は音を送受信するアンテナそのものなのかもしれない。

 

自然が発する音、街の騒音、他人が発する言葉、

私たちは、音、音、音・・・・グルッと音に囲まれて生きているのだ。

そして私たち自身も振動して休むことなく音を出している。

自分がどの音を出して、どの音と共鳴するかは自由。

 

ただ、心身ともに健康になりたかったら自然界の音と共鳴するのが一番だ。

 

なぜなら、それが自律神経がとても喜ぶ音だから。

しかし、現代は自律神経が嫌う音であふれてかえっている 🙁

 

環境では、街中の騒音、近所の騒音、家庭の騒音。

感情では、不安、恐れ、妬み、怒りの音。

 

これらの音と共鳴すると自律神経はそのまま体内水分を通して細胞に伝えてしまう。

これが現代人を悩ましている多くの病気の原因なのではないだろうか?

ならば、手っ取り早く、良い音を聴けばいいんじゃないか?

というシンプルの発想になる。

それが音楽療法なのだ。



自律神経のはたらき

欧米では音楽療法が積極的に医療の現場でも使われている。

それは、音楽を聴くと自律神経を活性化させる働きが認められてきたからだ。

ではなぜ自律神経が活性化するのだろう。

 

そのまえに・・

「自律神経の謎」の記事でも書いたが、自律神経の働きについてもう一度復習しておこう。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経というふたつの神経で私たちのカラダを自動操縦している。

 

交感神経は活動しているときに。

副交感神経は休息しているときに。

 

活動と休息が正反対であるように、このふたつの神経も正反対で働くことで、カラダの各器官を操縦している。

そしてふたつの神経はシーソーのようにバランスを取り合っている。

 

 

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このように自律神経の働きによって私たちは、意識的にしよう!と思わなくても、朝になれば起きて、食べて、汗で体温調節し、夜には眠る。

だがもし、自律神経がなかったらどうなるか!?

 

眠くならないから寝ない、食事もしない、めちゃくちゃ猛暑でも汗をかかず、体温を下げられない。

 

つまり、自律神経なしでは、生命を維持することは不可能ということなのだ。
自律神経は命を守る自動装置より抜粋

 

この2つの自律神経は、

■交感神経は「活動

■副交感神経は「修復

それぞれの役割を担っている。

 

しかし、現代人は「修復」が追いついてない状態なのだ。

 

現代人は大きなストレスによって交感神経が働きすぎている。

そのため副交感神経の出番がなくなり、「修復」しないまま「活動」ばかりしているのだ。

これでは肉体も精神もヘトヘトになってしまって当然。

 

なんとか副交感神経の働きを取り戻さなければならない!

 

そのためには自律神経を活性化させ、本来の機能を取り戻すことが必要なのだ。

音は全細胞にひびく

音楽はいつも私たちの周りで流れている。

テレビをつければ流れ、街中に出ても流れ、耳にしない日はない。

身近にありすぎてその影響の大きさに気づきにくいが、音楽は人体に大きく影響をしている。

 

なぜなら、人間の体の約60%は水だからだ。

 

水は振動を伝える役目をもっている。

つまり、外部から入ってくる音は、体の約60兆個の細胞の水を振動させているのだ。

だからこそ、言葉は大切であり、言葉によって細胞が変わる可能性がある。

 

音楽もそれと同じである。

 

音楽はそれぞれ周波数の異なった振動で構成されていて、それが人間の約60%の水分に働きかける。

そして、ダイレクトに細胞に伝えられた音は、私たちの健康に大きく関係していく。

 

自律神経は五感の情報が集まる場所

自律神経は五感を通して外部の情報をキャッチしている。

五感とは、「視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚」の感覚神経のことだ。

この5つの感覚神経を通して情報を得て、脳に伝える

 

そして脳の一部にある視床下部の自律神経に外部の情報が集結する。

自律神経はそれらの情報をもとに体の機能を動かしているのだ。

脳に一番伝わりやすい聴覚

脳に一番伝わるエネルギーが大きいのは聴覚といわれている。

 

そして、聴覚は人間が始めて習得する感覚といわれ、また最後まで残る感覚といわれているのだ。

 

赤ちゃんは羊水から伝わる振動で、すでにお母さんの声を聞いている。

欧米では臨終のときに音楽を流して、生から死への移行を見送ることをしている。

これも聴覚が最後まで残るからだろう。

 

音楽を自律神経の活性化に生かすことができるのは、このように脳によく伝わるからである。

 

良い音楽を聴けば、良い振動が自律神経を通して細胞に伝わるのだ。

 

ではどんな音楽が「良い音楽」なのだろうか?

じつはそれが自律神経のバランスをとるカギなのだ。

次回、「2.自律神経を音で喜ばす」につづく・・